RP失敗談 主催編①

はじめに

 初めまして? お久しぶりです?

 雨有数です! 皆さんRPは楽しんでいますか? TRPGでもゲームチャットでも、DiscordなどのSNSでも! RP(ロールプレイ)は遊ぶことができます。一口にRPと言っても、その定義は様々。みんなでキャラクターになりきって(なりきり、とRPは別と定義されることもありますが……)遊んだり? はたまたワークショップでの修練にも使用されます。かくいう私も、RPとはかれこれ2ケタ年くらいの付き合いになっているかも……?

 このRPという遊びはとーっても楽しいですよね! ですが、楽しいことばかりというわけでもないのが難しいところ……。初めて遊んでみると難しいところや、よく分からないところが沢山あって経験者に指摘されないかビクビクしながら遊んでいる人もいらっしゃるかもしれません。とはいえ、誰だって最初は完璧ではありません!

 そんなわけで、今回はそれなりにRPと付き合って来た私が体験した失敗談を恥ずかしながら皆さんにシェアしていこうかなと思います! 今回は主催編! RPで遊ぶイベントを企画、運営をした際の失敗ということですね。ぜひ、私の失敗談を反面教師としてよりよいRPライフを過ごして頂けたらと感じています。

 では早速!

主催数ヶ月目で起きた失敗~イベントの枠組みとは~

 現在、私は専らドラゴンクエストⅩ(以下ドラクエ10)というMMOでRPを遊んでいます。このドラクエ10というMMO、他のMMOと比べても明確な強みがあるんですよね。もったいぶっても仕方がないのでサラッとその強みをお話すると「チャット性能の高さ」と「プレイヤーイベントが活発」であることなんですよね。

 これらの強みを大いに利用して、野良でのRP遊びが盛んなのがドラクエ10ではないかな、と感じています。他のMMOに詳しいわけではありませんが、多くの場合は外部のSNSで積極的に情報を発信するか、取ってこないといけなかったり、知り合いのツテで紹介して貰ってRPのグループに入っていく……という形が多いのではないでしょうか?

 そういう意味ではドラクエ10はとってもラフ! 公式サイトに登録されているプレイヤーイベント告知を見て、ふらっとそのイベントに足を運ぶことだって簡単にできてしまいます。その手軽さや、気楽さに魅入られた私はRPイベントをドラクエ10で開催していくこととなりました。(かれこれ7年以上前の話ですね……懐かしい……)

 とはいえ、ドラクエ10のRP事情をまるで知らなかった私。要は「ひのきのぼう」と「100G」を渡されたレベル1の勇者もどきだったわけです。何度か主催を重ねて少しずつレベルアップをしていきながら数ヶ月が経ったわけなのですが……慣れというものは恐ろしいものですね。ここで初めての失敗を経験することとなります。

 当時はRPイベントと言っても、人が沢山来るようなことはありませんでした。多くて3人。1人の日もザラにあるわけですね。とはいえ、RPで遊ぶこと自体が楽しいですし、まだまだ環境に慣れない私にとってはマンネリというのもまるでないわけで、それなりの頻度で精力的にRPイベントの主催を重ねていました。そんな中、ふと来店したのは……RPではない話(しかも相談事)を主催に相談するという参加者さん。

 これは困りましたね!?

 しかも、当時の私は今の私のように面の皮が分厚くて太太しい主催ではなく! フレッシュでピチピチな純真無垢な主催だったわけです。これはいけません、いけませんね! 危険な香りです!

 結局、私はお客さんが常連の顔見知りさん、そしてRPをしない初心者(?)さんの2人しかいないということもあって、RPイベントをやめてその人のお悩み相談を受けることとなりました。

 これが失敗ですね。

 幸いにも、それ以上の問題が起きることはなかったのですが……問題が起きる芽というものはそこかしこに芽吹いていたのです! 恐ろしい!

何がいけなかったのか?

 お悩み相談に乗ってあげるなんていいことじゃん!

 そう思う人もいらっしゃるのでは? 確かに悪いことではないのですが……イベントの趣旨を思い返してみましょう。このイベントは「RP」イベントであって雑談イベントでもなければお悩み相談イベントでもないわけですね。

 いくら常連さんの許可を得ていたとはいえ、RPを主体としているイベントでRPをやめてしまうというのは……ラーメン屋が突然パスタを出すような暴挙です。しかも、客がラーメンをすすってる時に器をぶんどって「はい、今日はもうこれしか出さねぇ」とか言いながらペペロンチーノが出されるわけですよ。

 そりゃないですよね!

 ラーメンを食いに来たんだと。そうなるわけです。しかも、イベント時間が終了していないのも不味かった……! これでは、ラーメンという暖簾を掲げているのに中に入ったらパスタが出されるような店になっていたわけです。普通に詐欺ですね。

 詐欺はいけません。詐欺はね。

 しかも、この行為はRPイベントというイベントの枠組みを破壊する行動だったわけです。RPイベントでは多くの場合、現実世界の話は禁じられています。では、何故禁じられているのでしょうか?

 それはRPという枠組みを守るためだと私は解釈しています。

 つまり、アストルティア(ドラクエ10であれば)に生きるキャラクターになりきって会話をして遊ぶ私たちにとって、現実世界の話というものはノイズであり(たとえ、そこに設定や道理があろうとも)アストルティアのキャラクターで交流しようという前提条件が著しく崩れてしまう恐れがあるから、なのではないでしょうか。

 慣れた人はそういった話題を自然とシャットアウトして、たち振る舞うことができるのですが(これを私はRP的カクテルパーティー効果と呼んでいます)とはいえ、ノイズになり得ることには違いありませんね。

 こうした枠組みを守るためにも、イベントに参加してくれる人たちのためにも、RPイベントであればイベントの時間内であればRPイベントであることを貫かなければなりません。そういうと、ちょっとお堅いですよね!

 まぁ、最悪の場合「RPイベントなのにRPできないクソイベントーッ!!!!」とお叱りを受ける可能性があったというわけですね! 危ないところでした。

 

どうすればよかったのか?

 では、最後にサラッとどうすれば良かったのかを考えて終わりにしましょう。色々な方法が考えられますが、ここに記載するのは以下です。

①ここRPイベントだからそういうのやめてくださいね!:RPイベントなので、リアルな話はご遠慮願う対処法ですね。一番説得力があってマトモに見えますが……一方でつっけんどんな印象を与えてしまいます。RP沼にハマっていたかもしれないRPer予備軍を捨て置くのはもったいない……! そう思う方は次の方法をどうぞ!

②裏で話す:フレンドチャットなどを使用して、RPイベントの邪魔にならないようにお話することですね。これであればRPという枠を守りつつ相談をして欲しいという要望にも応えることができます。欠点は「主催がめちゃ疲れる」ことですね! めっちゃ疲れます!

③RPイベントをやめて相談をする:おいおい、ちょっと待てよ! これはダメなんだろ!? と思うかもしれませんが、上記のデメリットを十分に把握した上でそれでも選ぶ場合は話が別です。主催としての責任を持って、この選択肢を選ぶ場合は、イベント主催者として相談に徹することができます。(あまりオススメはしませんが!)

 もっともーっと! あるかもしれませんが、この程度で!

 次回も失敗談について軽くブログに書けたらと思っています。もし良ければ皆さんも「#RP失敗談」みたいな感じでシェアしてみてくださいね! 

 ではでは! 良きRPライフを!